【制作実績】食材宅配の折込チラシ制作|株式会社ヨシケイ沖縄様(沖縄・宜野湾市)
折込チラシは、新聞のあいだから抜き出された瞬間に勝負が終わります。表面のいちばんの仕事は説明することじゃなく、「これは自分に関係がある」と0.5秒で思ってもらうこと。株式会社ヨシケイ沖縄様の折込チラシ両面。表面に価格を1つも入れず、裏面の半分を4コマ漫画に使いました。
折込チラシは、新聞のあいだから抜き出された瞬間に勝負が終わります。
そこで捨てられるか、テーブルに置かれるか。読まれるかどうかは、そのあとの話です。
だから表面のいちばんの仕事は、説明することじゃないんですよね。「これは自分に関係がある」と、0.5秒で思ってもらうこと。それだけです。
株式会社ヨシケイ沖縄 様の折込チラシ。表面と裏面の両方を制作しました。

制作したもの
折込チラシの両面です。表と裏で、役割をはっきり分けました。
表面
- メインビジュアル:「楽楽レシピ」のキャッチと、お悩みの提示
- 申し込みの流れ:4ステップのイラスト解説
- 切り取り式のFAX申込用紙
裏面
- 4タイプ別の4コマ漫画(共働き/一人暮らし/子育て中/シルバー)
- 県産の牛・豚・鶏についての説明
- 選べるメニュー6コースの一覧と料金表
- 1週間おためしキャンペーン(1食300円)
- フリーダイヤルと会社情報
表面の切り取り線を境に、上が申込用紙、下が読み物という構成です。印刷の版としては上下が逆向きに配置されていて、切り離すと申込用紙が正しい向きになります。
表面:紙を裏返してもらうための面
① 「楽楽」の2文字に、全部を賭ける
メインビジュアルの中心は、「楽楽(らくらく)レシピ」の大きなロゴです。
ピンクと青緑の2色で、太い筆文字風。文字の縁を白く抜いて、背景のチェック柄から浮かせています。
食材宅配のチラシで、いちばん伝えたいことって「楽になる」なんですよね。安さでも、産地でも、栄養でもなく。毎日の献立を考えなくていい、買い物に行かなくていい、その2つが本体です。
だから紙のいちばん大きい要素を、「楽」という漢字にしました。読めなくても、この字は目に入ります。
その上に小さく「パパッと手作り」、下にリボン飾りで「まずは1週間チャレンジ!!」。手作りであることと、試す期間の短さ。この2つを、ロゴの上下に添えています。
② お悩みを、吹き出しで3つだけ並べる
左上に、黄色い矢印で囲んだ吹き出しを置いて、3つの悩みを書きました。
- 栄養の偏りが気になる… (x_x)
- メニューを考えるのが… (x_x)
- 時間がない… (x_x)
そして矢印の先に「そのお悩み ヨシケイが解決します!」。
顔文字を入れたのは、この紙の読み手が主に家庭の方だからです。困り顔の記号がひとつあるだけで、文章の温度がずいぶん下がります。深刻な相談ではなく、あるあるとして受け取ってもらえる。
悩みを3つに絞ったのは、多いと読み飛ばされるからでした。5個も6個も並べると「自分に当てはまるもの探し」になってしまって、それは読む作業なんですよね。3つなら、視界に一度に入ります。
③ 主婦のイラストを、右端に立てる
右側に、エプロン姿でフライパンを持った女性のイラストを、人差し指を立てたポーズで配置しました。
写真ではなくイラストにしています。
食材宅配のチラシで写真の人物を使うと、「モデルさんの生活」に見えてしまうことがあるんですよね。イラストのほうが、読み手が自分を重ねやすい。とくに、この紙は毎日ごはんを作っている人に向けたものなので、生活感を消したくありませんでした。
④ 料理写真は、傾けて重ねる
「楽楽レシピ」ロゴの上に、実際のメニュー写真を5枚、少しずつ角度をつけて重ねました。丼もの、鍋、炒め物、汁物など。
きっちり整列させると、カタログに見えます。傾けて重ねると、写真をテーブルに広げたような、日常の手触りになるんですよね。
背景を緑のチェック柄にしたのも同じ理由です。テーブルクロスの柄。ここは、清潔感より親しみを取りました。
⑤ 申し込みの流れを、4コマにする
切り取り線のすぐ下に、黄色い帯のゾーンを作って、申し込みの流れを4ステップで並べました。手書き風のイラストと、吹き出しの説明つきです。
メニューを選ぶ、注文する、専用BOXで受け取る、支払う。この流れを、キャラクターの会話形式で説明しています。
食材宅配って、仕組みが分からないことが導入のハードルなんですよね。「留守のときはどうなるの」「支払いは毎回?」。この不安を、文章ではなくイラストで解いています。
文字の説明を読むには、読む気力が要ります。4コマなら、眺めるだけで流れが入る。
⑥ 申込用紙は、書く欄を大きく取る
いちばん上(切り離すと表になる面)は、FAX申込用紙です。
お名前、ご住所、ご連絡先の記入欄。ご希望期間(5日間 月〜金/6日間 月〜土)のチェックボックス。ご希望人数(2人用/3人用/4人用)のチェックボックス。ご意見・ご質問の自由記入欄。そしてFAX番号と電話番号を大きく。
申込用紙の設計で気をつけたのは、記入欄の高さ です。デザイン的にはコンパクトなほうが美しいんですが、実際にボールペンで書くと、狭い欄は書きにくい。年配の方だとなおさらです。
チェックボックス方式にしたのも、書く量を減らすためでした。期間と人数は選択式にして、手書きが必要なのは名前と住所と連絡先だけ。
切り取り線の上には、ハサミのマークと「切り取り線」の文字を入れています。

裏面:めくった人だけが読む面
裏面まで来た人は、もう「なんとなく気になる」の段階を越えています。具体的に自分の生活で成立するかどうかを確かめようとしている。
だからここに置くべきなのは、宣伝ではなく判断材料なんですよね。
⑦ 上半分を、4コマ漫画に明け渡す
裏面の上半分。ここを全部、漫画にしました。
「ヨシケイはこんな方に『楽楽レシピ』をオススメします!!」という見出しの下に、4つの縦長の漫画を横に並べています。
- 共働きの方:残業で遅くなっても、料理が苦手でもおいしく作れるレシピ付き
- 一人暮らしの方:コンビニに飽きた、野菜が足りない、バラエティに富んだ献立
- 子育て中の方:買い物の手間がなくなる、毎日新鮮な食材が届く
- シルバーの方:栄養士が考えた食事が毎日の食卓に
チラシに漫画を入れるのって、面積の使い方としてはとても贅沢です。同じスペースに、文章なら10倍の情報が入りますから。
それでも漫画にしたのは、この紙が説明を必要とするサービスだからでした。
食材宅配って、体験したことがない人には想像しにくいんです。「どうやって届くの」「留守だったら」「味は」「量は」。これを箇条書きで説明すると、Q&A集になります。読むのが仕事になってしまう。
漫画にすると、読み手は他人の生活を眺めるだけで済むんですよね。しかも4タイプに分けてあるので、自分に近い列だけを読めばいい。
⑧ 4つの列に、それぞれ違う色を敷く
共働きは黄色、一人暮らしは水色、子育て中はオレンジ、シルバーは紫。各列の背景色を分けました。
読む人が「自分の列」を見つけて、そこだけ縦に読めるようにするためです。色が同じだと、4本の漫画が1つの長い漫画に見えてしまいます。
各列の頭には「ヨシケイなら」という共通の枕をつけて、その下にタイプ名。枕を揃えると、4つが並列の選択肢だと分かりやすくなります。
⑨ 「ヨシケイが解決!」で、一度受ける
漫画の下に、青い縁取りの大きな文字で「ヨシケイが解決!」。さらに下に「真心こめた、ヘルシーな食材を皆様の食卓へ… お届けします! 安心食材!」。
漫画から料金表へ、いきなり落ちると読み手が置いていかれます。あいだに、大きな文字の1行を挟む。ここは息継ぎのゾーンです。
表面の「そのお悩み ヨシケイが解決します!」と、あえて似た言葉にしました。両面をつなぐ合図になります。
⑩ 県産の肉を、表にして左に置く
「ヨシケイは 牛 豚 鶏 を県産品で揃えています。」
その下に、牛(県産黒毛和牛、やんばる牛、宮古牛、石垣牛)、豚(琉球長寿豚、沖縄クルコウ豚)、鶏(ネッカチキン)の一覧表を置きました。
説明文には「『見える産地』を目指して定期的に産地の視察ができ、生産地の状況がよくわかり安心を高めることができます。」と入れています。
この欄、じつは今回の紙のなかでいちばん「沖縄の会社らしさ」が出る場所なんですよね。全国展開のサービスだからこそ、県産の肉を使っていることが差になる。
銘柄名を並べただけの表ですが、この地名を読んだときに「あ、地元だ」と思ってもらえれば十分です。
⑪ コース一覧は、6つを2段組みで
「おいしさいろいろ ヨシケイの選べるメニュー」として、6コースを並べました。
- プチママ(おかず倶楽部)
- 定番(おかず倶楽部)
- 食彩(おかず倶楽部)
- Y*デリ(ヨシケイデリカ)
- 和彩ごよみ やまび
- 和彩ごよみ なごみ
各コースに、料理写真、特徴の説明、そして人数別(2人用・3人用・4人用)×期間別(5日間・6日間)の料金表を付けています。
情報としては、これがいちばん密度の高いゾーンです。数字だけで30個以上並びます。
ここで意識したのは、コースごとに枠で完全に区切ることでした。表を統合して1つの大きな料金表にすると、行と列を目で追う作業になってしまいます。コースごとに小さな箱にしておけば、気になった箱だけを読めばいい。
各コースの見出しには色をつけて、ロゴマークも添えました。「おかず倶楽部」と「ヨシケイデリカ」と「和彩ごよみ」というブランドの違いが、色で見分けられる形にしています。
⑫ キャンペーンは、右下で爆発させる
右側に、「今がチャンスです!! まずは1週間(2週間可)プチママおかず おためしキャンペーン お1人様1食あたり なんと 300円」。
「300円」の数字を、赤とオレンジの爆発型の飾りのなかに入れて、裏面でいちばん大きい数字にしました。
その下に、2人用・3人用・4人用それぞれの、通常価格とお試し価格の比較表。通常4,600円が3,000円、5,700円が4,500円、7,300円が6,000円。それぞれに「1食300円」「1,600円お得!」といったラベルを付けています。
コース一覧のゾーンは、じっくり読む欄です。一方このキャンペーン欄は、視界に入るだけで機能する欄。だから隣り合わせに置きながら、密度をまったく変えました。
「初めてご利用の方限定」の注記も、忘れずに入れています。
⑬ 最下段は、電話番号だけを大きく
いちばん下、ピンクの枠のなかに「まずはお電話下さい!!」と、フリーダイヤル 0120-29-6262。
そのあとに「フリーダイヤルに『チラシ見ました』とお電話下さい。」の一行と、キャラクターのイラスト。ウェブ注文用のURLと、検索窓のイラストも添えました。
「チラシ見ました」と言ってもらう仕掛け、これは効果測定のためでもあります。どのチラシから何件来たかが分かると、次の紙の作り方が変わりますから。
右端に、株式会社ヨシケイ沖縄様のロゴ、電話番号、FAX番号、本社住所を配置しています。
クライアント様のご紹介
株式会社ヨシケイ沖縄 様
沖縄県内で、夕食の食材とレシピを毎日ご自宅までお届けする食材宅配サービスを展開されている会社さんです。
献立を考える、買い物に行く、食材を計量する。この3つの手間をまるごと引き受けてくれるのが、ヨシケイさんのサービスです。栄養士が考えたメニューにそって、必要な分量の食材とレシピがセットで届きます。
コースは、プチママ・定番・食彩(おかず倶楽部)、Y*デリ(ヨシケイデリカ)、和彩ごよみのやまび・なごみ、と幅広く用意されています。人数(2人用・3人用・4人用)と期間(5日間 月〜金/6日間 月〜土)の組み合わせで選ぶ形です。
牛・豚・鶏は県産品で揃えていらっしゃいます。県産黒毛和牛、やんばる牛、宮古牛、石垣牛、琉球長寿豚、沖縄クルコウ豚、ネッカチキンなど。「見える産地」を目指して定期的に産地を視察されているとのことです。
共働きのご家庭、一人暮らしの方、子育て中の方、シニアの方。それぞれの生活リズムに合わせた使い方ができるサービスになっています。
会社情報
- 社名:株式会社ヨシケイ沖縄
- 本社:〒901-2223 沖縄県宜野湾市大山4丁目1-2
- フリーダイヤル:0120-29-6262
- 電話:098-897-6262
- FAX:098-897-6267
- ホームページ:http://yoshikei-smile.jp
※掲載内容は制作時の情報となります。
デザネコからのメッセージ
折込チラシの表面には、原則がひとつあります。
紙を裏返してもらうことが仕事だ、ということです。
表面で全部を説明しようとすると、たいてい失敗します。文字が小さくなって、写真が減って、結果として抜き出された瞬間に捨てられる。表面の役目は、料金でも仕組みでもなく、「もうちょっと見てみようかな」と思わせるところまでなんですよね。
今回の紙でいうと、表面に価格は1つも入っていません。全部、裏面に置きました。そのかわり表面には、悩みと、「楽になる」という約束と、1週間だけ試せるという入り口。この3つだけを置いています。
そして裏面では、半分を漫画に使いました。ここも判断が要るところです。面積は食うし、制作の手間もかかる。そのぶん料金表を大きくしたほうがいい気もします。
判断の基準は、僕はひとつだと思っています。そのサービスが、体験したことのない種類のものかどうか。
すでに知っている商品なら、漫画は不要です。浄水器も、お弁当も、居酒屋も、みんな中身を知っているので、説明より条件(値段、場所、時間)のほうが効きます。でも、食材宅配のように「使ったことがない人には流れが想像できない」サービスだと、話が変わるんですよね。届いた箱を開けるところ、レシピを見ながら作るところ、留守のときの受け取り方。この絵が頭に浮かばないと、料金を見ても判断できません。
紙の両面を、同じ濃さで作らない。表は入口、裏は詳細。役割を分けると、どちらも読みやすくなります。
「うちのチラシ、両面びっしり書いてます」
そんなときは、片面を思いきって空けてみると、逆に読まれるようになったりするんですよね🐾
こんなご相談、承っています
- チラシ・フライヤーのデザイン(A4片面・両面、イベント告知、キャンペーン告知)
- パンフレット・リーフレット・冊子の制作
- 飲食店メニュー(フード・ドリンク・コース表)
- ロゴ、看板、名刺、ショップカード、パッケージ
- ホームページ制作、Instagram連動の集客づくり
- 公式LINE:友だち追加はこちら
- Instagram:@dezaneko
- お問い合わせフォーム:https://d-neko.com/contact.php
この記事はデザネコ(https://d-neko.com/)が執筆しました。沖縄を拠点に、開業1〜3年目の個人事業主・中小企業オーナーのデザイン・販促・集客をサポートしています。
クライアント様のご紹介
株式会社ヨシケイ沖縄
〒901-2223 沖縄県宜野湾市大山4丁目1-2
沖縄県内で、夕食の食材とレシピを毎日ご自宅までお届けする食材宅配サービスを展開されている会社。
栄養士が考えた献立にそって、必要な分量の食材とレシピがセットで届きます。「献立を考える」「買い物に行く」「分量を量る」という毎日の3つの手間が、まるごとなくなる仕組みです。
コースは、プチママ・定番・食彩(おかず倶楽部)、Y*デリ(ヨシケイデリカ)、和彩ごよみのやまび・なごみ。人数(2人用・3人用・4人用)と期間(5日間/6日間)の組み合わせで選べます。
牛・豚・鶏は県産品で揃えていらっしゃいます。県産黒毛和牛、やんばる牛、宮古牛、石垣牛、琉球長寿豚、沖縄クルコウ豚、ネッカチキンなど。「見える産地」を目指して定期的に産地を視察されているとのことです。
フリーダイヤル 0120-29-6262/TEL 098-897-6262/FAX 098-897-6267
※掲載内容は制作時の情報となります。