【制作実績】沖縄レザー作家kuniさんのショップカード制作|革ごころ|うるま市
「明後日のイベントで配りまくろっと」そう言ってくれた瞬間、このお仕事、間に合ってよかったなあと思わず笑っちゃいました。沖縄県うるま市を拠点にする、レザークラフト作家 kuniさん(ブランド名「革ごころ/Kawagokoro」)。本革パッチワークを中心に、財布、キーホルダー、ランドセルリメイクまで、日々の暮らしにそっとなじむ革小物を作られている作家さんです。今回はそのkuniさんから、ショップカードのご依頼をいただきました。
「明後日のイベントで配りまくろっと」
そう言ってくれた瞬間、このお仕事、間に合ってよかったなあと思わず笑っちゃいました。
沖縄県うるま市を拠点にする、レザークラフト作家 kuniさん(ブランド名「革ごころ/Kawagokoro」)。本革パッチワークを中心に、財布、キーホルダー、ランドセルリメイクまで、日々の暮らしにそっとなじむ革小物を作られている作家さんです。
今回はそのkuniさんから、ショップカードのご依頼をいただきました。
ご依頼の内容
最初のご相談は「シンプルな名刺が欲しい」というものでした。
連絡先とお名前を、すっきりまとめた1枚。イベントで手渡ししやすいサイズで。ご要望としては、それだけで十分成立します。
でも、お話を聞いているうちに、僕のなかで別のアイデアもむくむく湧いてきちゃったんです。
というのも、kuniさんの作品って、写真だけでは伝わりきらない魅力があるんですよね。ダイビングインストラクターから革職人へ転身したこと。パッチワークの色使いの豊かさ。「人と話すのが好き」というご本人の柔らかい人柄。これを「連絡先だけの1枚」で伝えるのは、正直もったいない。
そこで、シンプルな名刺タイプと、ブランドの世界観をぎゅっと詰めた"ブランドカード"タイプ、両方を提案 しました。
「こっちも気に入ったので両方作ってもらう事に😆」ということで、両パターンとも制作が決定しました。うれしい展開です。
制作でこだわった5つのポイント
① 「作る人が誰なのか」を、1枚目に凝縮する
ブランドカード面のトップに、kuniさんが革を縫っている作業中のお写真を配置しました。
エプロン姿で、真剣なまなざしで、革と向き合っている一枚。じつはこの写真、kuniさんのブランドの本質そのものだったりします。
というのも、革小物って「モノ」だけを見ると、他のブランドとの違いが分かりにくいジャンルなんですよね。財布、キーホルダー、ペンケース。形はどこも似ている。じゃあ何が違うのか?答えは「誰が、どんな想いで作ったか」に集約されます。
作業中の写真1枚を大きく載せるだけで、「この人が作ってるんだ」が一瞬で伝わる。プロフィールの箇条書き(うるま市在住/レザークラフト作家/2021年ダイビングインストラクターから転身)は、その脇にそっと添えました。
② ブランドの世界観を「Kawagokoro」のロゴで束ねる
裏面の主役は、Kawagokoroのカリグラフィ(つまり、手書き風の飾り文字)ロゴです。
ターコイズブルーの背景に、白い流麗な文字。横にはモンステラの葉が寄り添うように配されています。この葉っぱのモチーフには、実は意味を持たせているんです。
モンステラの花言葉は「嬉しい便り・深い関係」。kuniさんのブランドコンセプトである「使うほどになじむ、長く寄りそう存在」と、ぴったり重なるんですよ。
飾りとして葉っぱを置くのではなく、「この葉っぱがブランドの物語を語っている」という状態にする。ブランディング(つまり、お店の"らしさ"を作ること)って、こういう小さな一致の積み重ねだったりします。
③ 作品の"幅"を4カットでぱっと見せる
真ん中には、kuniさんの作品を4カット並べたゾーンを設けました。
パステルカラーのキーホルダー群。落ち着いたブラックの財布。パッチワークのスマホケース。ピンクとブルーのカラフルなミニ財布。
「4種類しか載せられない」と考えると窮屈ですが、逆に「この4カットで作家の幅を示す」と考えると、選び方がぐっとシャープになるんです。今回選んだ4カットは、色味・作風・アイテムの種類を意図的にバラして、「かわいい系も、渋い系も、パッチワークも、ぜんぶできる作家さん」だと一目で伝わる並びにしました。
④ ブランドコピーを"主役級の扱い"で置く
「今日より、明日が好きになる革」
kuniさんが以前から使われていた、このブランドコピーがとにかく素敵で。ぜひこれを、ショップカードでも主役級に扱いたかったんです。
裏面のトップに大きく配置して、その下に「モンステラの花言葉『嬉しい便り・深い関係』に願いを重ね、真心込めた本革を丁寧に仕立て、使うほどになじむ暮らしの相棒をお届けします」というブランドステートメントを添えました。
情報を並べるのではなく、"物語"として読ませる。ショップカードって普通、住所や電話番号を並べる紙になりがちですけど、kuniさんの場合は、ブランドの空気そのものを持ち帰ってもらう1枚にしたかったんです。
⑤ QRコードで"渡した後の一歩"を作る
ショップカードって、渡した瞬間で仕事が終わるのではなく、渡したあとに次のアクションが起きて、はじめて意味を持ちます。
そのために、Lit.Link(つまり、SNSやショップページを1つにまとめられるリンクページのこと)のQRコードを2箇所に配置しました。読んだ人が「もう少し見てみたい」と思ったとき、スマホでカメラを向けるだけで、Instagramやオンラインショップに飛べる導線です。
紙のカードから、スマホの中の世界への橋渡し。この1歩があるかないかで、"配って終わり"の名刺と、"ファンを増やす"ショップカードの差になったりします。
お客様の声
制作後、kuniさんとLINEでこんなやり取りをさせていただきました。
kuniさん:
「新しいショップカードが出来上がりました✨
沖縄でデザインといえばこの方猫好きガーヒーさん。元々シンプルな名刺をお願いしてたけど別パターンも提案してくれて、こっちも気に入ったので両方作ってもらう事に😆
明後日のイベントで配りまくろっと」
僕(ガーヒー):
「くーにーさん、ご依頼ありがとうございました😊
やわらかなものごしというか、会うと伝わる優しさというか、作る人が誰なのかをしっかり伝えられるように心がけて作成しました😊✨
ステキな作品を手に取る人が増えますように🙏 僕もお手伝いできてうれしいです😆」
kuniさん:
「ガーヒーさん、今回は急な依頼に素早く対応していただきありがとうございました🙏
自分の伝えたい文言がしっかり取り入れられていてパーフェクトな仕上がりに大満足です😆🙌
このショップカードと共に、自分のブランドをたくさんの人に知ってもらえるようにこれからも頑張っていきます💪」
「パーフェクトな仕上がり」というお言葉、いただいた瞬間ガッツポーズしちゃいました。
急なご依頼だったので、正直タイトなスケジュールでした。それでも、kuniさんの想いを一つも取りこぼさずに形にできたのは、ご本人のブランドコンセプトが最初からしっかり言語化されていたおかげです。作り手側が明確な言葉を持っていると、デザインは驚くほどスムーズに走るんですよね。
革ごころ(Kawagokoro)/kuniさんについて
〜今日より、明日が好きになる革〜
「革ごころ」は、真心込めた革製品を通して、暮らしの中でそっとなじむ存在を届けたい、という想いから生まれたブランドです。使うほどに手になじみ、表情を変えていく革。その時間を楽しんでもらえるよう、kuniさんが一つひとつ丁寧に仕立てています。
本革のぬくもりとともに、モンステラの花言葉「嬉しい便り・深い関係」に願いを重ね、革が日々の小さな喜びとなり、長く寄りそう存在でありますように。
作家プロフィール
- お名前:kuni(くに)さん
- 拠点:沖縄県うるま市
- 経歴:2021年、ダイビングインストラクターから革職人へ転身
- 作風:本革パッチワーク作品を中心に、財布・キーホルダー・ランドセルリメイクなどオーダーメイドも承ります
「人と話すのが好きで、楽しいことが大好き。誰かが喜んでくれる顔を見るとつい嬉しくなります」というkuniさん。イベントで会うと、まず笑顔と柔らかい沖縄言葉で迎えてくれる方です。
リンク
- Lit.Link(各種リンクまとめ):ショップカードのQRコードからどうぞ
デザネコからのメッセージ
kuniさんのように、ご自身のブランドコンセプトを大切にしている作家さん・オーナーさんのお仕事は、僕にとってもすごく学びが多いんです。
「これで名刺だけでもいいですよ」で終わらせず、ブランドの世界観そのものを持って帰ってもらえる1枚を、一緒に作ることができました。名刺なのか、ショップカードなのか、ブランドカードなのか。呼び方は自由ですが、"渡した人の記憶に残る紙"を目指すなら、そこには物語が必要だったりします。
「ショップカードを新しくしたいけど、シンプルにするか、しっかり作り込むか迷ってる」
「自分のブランドの世界観を、1枚の紙にどう詰めればいいか分からない」
そんなご相談も、気軽にお問い合わせください🐾
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この記事はデザネコ(https://d-neko.com/)が執筆しました。沖縄を拠点に、開業1〜3年目の個人事業主・中小企業オーナーのデザイン・販促・集客をサポートしています。