【制作実績】子どもの本能に刺さる旅行チラシ制作|悠久の旅沖縄様(沖縄・那覇市)
「子供たちの本能にぶっ刺さるチラシを制作してください」。ご依頼の一言目が、これでした。那覇市牧志の悠久の旅沖縄様から、東京若草寮様ご一行に向けた「沖縄2泊3日の旅」のご案内チラシを制作。読み手は旅に出る子どもたち本人です。恐竜とジンベエザメを遠慮なく大きく置いて、読ませる紙ではなく「見せる紙」として設計しました。子どもたちは大喜び、そのまま第二弾のご契約につながっています。
「子供たちの本能にぶっ刺さるチラシを制作してください」
ご依頼の一言目が、これでした。
那覇市牧志に事務所を構える 悠久の旅沖縄 様。代表の宇良さまから届いたこの注文を読んだとき、僕は思わず笑ってしまったんです。うれしくて。
ただ、笑ったあとで少し手が止まりました。「刺さる」ならわかります。「本能に」と言われると、話がちょっと変わってくるんですよね。
今回は、東京の若草寮様ご一行に向けた 沖縄2泊3日の旅 をご案内する、片面フルカラーのチラシを制作しました。読み手は、旅に出る子どもたち本人です。

ご依頼の内容
悠久の旅沖縄様が企画されたのは、東京若草寮様ご一行向けの「沖縄2泊3日の旅」。2026年1月5日(月)から7日(水)までの行程です。
このチラシに入れる情報として、こんな内容をお預かりしました。
- 旅のタイトルと日程(2泊3日、1月5日〜7日)
- 1日目:アメリカンビレッジ散策/海洋博公園・沖縄美ら海水族館
- 2日目:古宇利島・屋我地島/ジャングリア沖縄
- 3日目:国際通り散策
- 各スポットの説明文
- 悠久の旅沖縄様の会社情報、フリーダイヤル、地図、QRコード
情報量としては、行程表としてごく普通です。問題はそこじゃなかった。
このチラシを最初に手に取るのは、寮の子どもたちです。子どもは行程表を読みません。目に入ったものを見て、「うわ、なにこれ」と思うか、思わないか。判断はそこで終わります。
つまり今回のチラシは、読ませる紙ではなく、見せる紙 として設計する必要がありました。
「本能に刺さる」を、どう形にしたか
① 恐竜とジンベエザメを、遠慮なく大きく置く
いちばん最初に決めたのが、これでした。
子どもが好きなものって、けっこうハッキリしていますよね。恐竜、サメ、ジャングル、車。理屈じゃなくて、見た瞬間にスイッチが入るタイプの被写体です。
今回の旅には、その両方がありました。沖縄美ら海水族館のジンベエザメと、ジャングリア沖縄の恐竜。だったら、この2つを画面の上半分いっぱいに使わない手はありません。
左からジンベエザメとイルカ、中央に草食恐竜、右上からティラノサウルスが顔を出す構成にしました。紙の上で恐竜と海の生き物が同居するのは、普通に考えたら変です。でも、子どもの頭の中では両方とも「見に行きたいもの」として同じ棚に並んでいます。だから、これでいい。
② 「ド迫力!未知の体験へ!!」を、縦に立てる
右端に、赤い縦書きのコピーを一本通しました。
横書きの見出しは読み飛ばされます。でも、紙の端で縦に立っている文字は、視線の通り道をふさぐんですよね。子どもがチラシをパッと見たとき、いちばん最後まで残る言葉にしたかった。
「ド迫力!」というのは、大人向けの資料ならまず使わない言葉です。上品じゃないし、具体性もない。それでも、この紙にはこれが正解だと思いました。行ったことのない場所の情報量より、「すごいところに行くらしい」という体温のほうが、子どもには先に届くんです。
③ 「2泊3日の旅」を、飛び出す文字にする
タイトルの「2泊3日の旅」は、黄色と赤の縁取りで、立体的に浮かせています。
ここは正直、デザインの教科書からは離れた処理です。文字に影と縁取りを重ねると、洗練からは遠ざかりますから。
でも、子どもが好きなのは洗練された文字じゃなくて、触れそうな文字 なんですよね。ゲームのロゴやお祭りの看板が、みんなこの作りになっているのには理由があります。
そのぶん「東京若草寮様御一行 沖縄の旅」の帯は、緑で落ち着かせました。ここは寮の先生方が見る行です。全部を派手にすると、どこも目立たなくなってしまうので。
④ 3日間を、3本の柱で並べる
下半分は、日付ごとに3つの列に分けました。
1月5日、6日、7日。それぞれの列の頭に、色分けした日付の見出しを置いて、その下に写真と説明を積んでいます。
こうすると、子どもは「自分が知りたい日」だけを縦に読めます。1日目に何をするのか気になる子は左の列だけ見ればいいし、恐竜が目当ての子は真ん中の列に飛び込みます。
行程表を横に流すと、どうしても「上から順に読む」という前提が生まれてしまう。縦の柱にすると、どこから入ってもいいんです。
⑤ スポット名の頭に、小さな花を置く
アメリカンビレッジ、海洋博公園&沖縄美ら海水族館、古宇利島・屋我地島、ジャングリア沖縄、国際通り。
このスポット名の前に、ハイビスカスやプルメリアの小さなアイコンを入れました。
理由は2つあります。ひとつは、文字列が続く中で「ここが見出しだ」と一瞬でわかること。もうひとつは、南の島に行くんだという気分を、説明せずに足せることです。
「沖縄は南国です」と書くより、花をひとつ置くほうが早かったりします。
⑥ 大人が見る情報は、下に一本にまとめる
いちばん下の帯に、会社名・フリーダイヤル・受付時間・住所・地図・QRコードをまとめました。
このゾーンだけは、子ども向けの賑やかさを持ち込んでいません。落ち着いた配色で、文字も整理して、必要な人が必要なときに拾える形にしています。
チラシを見るのは子どもですが、電話をかけるのは大人です。両方の役割を1枚に同居させるとき、いちばんやってはいけないのが「全部を同じテンションで書くこと」なんですよね。
旅の中身が、そもそも強かった
正直に言うと、このチラシがにぎやかに仕上がったのは、悠久の旅沖縄様が組んだ行程そのものが強かったからです。
北谷のアメリカンビレッジで海沿いの街を歩いて、海洋博公園と美ら海水族館でジンベエザメを見る。翌日はエメラルドグリーンの古宇利島と屋我地島、そしてジャングリア沖縄で恐竜と新感覚アトラクション。最終日は国際通りで、約1.6kmに460店舗が並ぶ商店街を散策する。
学び、体験、楽しさ。この3つが、きれいに散らばっているんです。
宇良さまが大事にされているのは「安心・感動・記憶に残る旅」という3つの軸で、それを一つひとつ丁寧に組み立てていく企画のつくり方でした。デザイン側でやったことは、その手触りを紙の上に翻訳しただけ、という感覚があります。
そして、参加した子どもたちは「また行きたい!」と話していたそうです。
若草寮 佐藤良子さんからのお声
旅を終えたあと、若草寮の佐藤良子さんから、悠久の旅沖縄様にこんなお声が届いたと伺いました。
飛行機が遅れるというハプニングもありましたが、那覇に到着した時にはすでに行程が調整されていました。スタッフの皆さまの迅速な対応に感謝しています。
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また、お菓子のレイを頂いたり、バスガイドさんのお話など、楽しめる工夫も盛りだくさんでした。
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3月には別の子どもたちがお世話になります。事前のLINEでのやり取りもスムーズで安心しています。今回もどうぞよろしくお願いいたします。
飛行機の遅れは、旅行会社にとってはいちばん胃が痛くなる場面だと思います。それでも、到着した時点で行程が組み直されていた。この一文に、悠久の旅沖縄様の仕事のしかたが全部出ている気がしました。
チラシは、旅が始まる前の期待をつくる道具です。でも、その期待に応えるのは現場の人なんですよね。
結果、第二弾のご契約につながりました
納品後、宇良さまからは「子どもたちが大喜びだった」というご報告をいただきました。
そして、そのまま第二弾のご依頼へ。3月にお世話になる別の子どもたちの旅も、続けて担当させていただくことになりました。
制作物の良し悪しって、僕自身では判定できないんです。かっこよくできたと思っても、届かなければ意味がない。だから「次もお願いします」という一言は、いちばん信用できる評価だったりします🐾
悠久の旅沖縄様について

「時を感じる、心に残る特別な沖縄体験を」
那覇市牧志を拠点に、沖縄旅行の企画から、沖縄発の県外旅行、宿泊施設の運営までを手がける旅行会社さんです。
- 沖縄旅行プランの企画(南の島のおばーの夢叶えるバスツアー、沖縄魅力探検スポットなど)
- 沖縄から県外への旅行プラン(富士山BBQプラン、上高地など)
- 運営宿泊施設「今帰仁森風テラス」
- 団体・グループ向けのカスタマイズ旅行企画
- 日帰り旅行、海外旅行、航空券の手配から旅支度まで
「旅のお困りごと」をまるっと引き受けてくれる会社さんで、今回のように団体の行程を一から組み立てるご相談にも、丁寧に応えてくださいます。
会社情報
- 社名:悠久の旅沖縄
- 代表:宇良 宗智
- 住所:〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3丁目13番11号 アリエッタミオナ404号
- 電話:0120-777-776
- 受付時間:平日(月曜〜金曜)10:00〜17:00
- 登録:沖縄県知事登録旅行業 第3-508号
- ホームページ:https://yukyu-okinawa.com/
デザネコからのメッセージ
「誰に見せる紙なのか」で、正解は変わります。
大人向けのチラシなら、余白を取って、情報を整理して、落ち着いた配色にするのが基本です。でも今回は、その基本を全部ひっくり返したほうが届く相手でした。恐竜を大きく、文字を飛び出させて、色をたくさん使う。上品さは、ここでは効かない道具だったんです。
読み手が誰かを最初に決めておくと、こういう判断がぶれなくなります。逆にそこが曖昧なままだと、「なんとなくキレイだけど、誰の心も動かないチラシ」ができあがってしまう。これ、けっこうよくあることなんですよね。
「うちのチラシ、誰に向けたものなのか自分でも分からなくなってきた」
そんなモヤモヤがあれば、気軽に声をかけてください🐾
こんなご相談、承っています
- チラシ・フライヤーのデザイン(A4片面・両面、イベント告知、ツアー案内)
- パンフレット・冊子の制作
- 旅行・観光業の販促物一式
- 名刺・ショップカード・看板などの印刷物
- ホームページ制作、Instagram連動の集客づくり
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- Instagram:@dezaneko
- お問い合わせフォーム:https://d-neko.com/contact.php
この記事はデザネコ(https://d-neko.com/)が執筆しました。沖縄を拠点に、開業1〜3年目の個人事業主・中小企業オーナーのデザイン・販促・集客をサポートしています。