お店のCMソング、AIで作ったら3分でできました|SUNO.aiで「うちだけのテーマ曲」を持つ方法
お店のテーマソングやリール動画のBGM、じつはAIで3分あれば作れます。音楽生成AI「SUNO.ai(suno.com)」の使い方を、登録から書き方のコツ、料金と商用利用の注意点まで、沖縄の個人事業主さん向けにやさしく解説します。

「インスタのリール、BGMってどうしてます?」
先日、飲食店をされているオーナーさんとそんな話になりました。動画は自分で撮れる。編集もスマホでできる。でも音楽だけが毎回ひっかかる、と。アプリに最初から入っている曲を使うと、なんだか他のお店の投稿と同じ雰囲気になってしまう。かといって、好きな曲を勝手に乗せるわけにもいかない。
その場でスマホを出して、AIに1曲つくってもらいました。かかった時間は3分ほど。お店の名前が入った明るいポップスが、ちゃんと歌詞つきで流れてきたんです。
オーナーさん、笑ってました。「え、こんなに簡単なの?」って。
ただ、正直に言うと、そのとき最初に出てきた曲は、そのままお店で流せる出来ではありませんでした。原因は、AIの側ではなく、僕の書いた指示のほうにありました。
Suno(スノ)って、なにをしてくれるAIなんでしょう

やることは、びっくりするほど単純です。どんな曲がほしいかを文章で書くと、歌入りの曲が2曲返ってくる。 それだけ。
メロディも、伴奏も、歌詞も、歌う声も、全部AIが用意します。楽器が弾けなくてもいい。楽譜が読めなくてもいい。音楽の知識はゼロで大丈夫です。
カラオケの逆、と考えるとわかりやすいかもしれません。カラオケは、すでにある曲に自分の声を乗せますよね。Sunoは、こちらが「こんな感じ」と言葉で伝えると、曲のほうが新しく生まれてくる。1曲だいたい2分〜4分の、ちゃんと最後まである曲です。
日本語の歌詞にもきちんと対応しています。むしろ日本語で指示を書いたほうが、うちなーんちゅの感覚に合う曲が出てきやすかったりします。
サイトはこちらです。
https://suno.com/
「SUNO.ai」という名前で覚えている方も多いと思います。もともとのアドレスがそうだったからで、今は suno.com に変わっています。中身は同じものです🐾
無料で1日10曲まで。とりあえず触ってみるのがはやいです

登録は、Googleアカウント(Gmailのアカウントのこと)があれば1分で終わります。クレジットカードの登録もいりません。
無料プランで使えるのは、1日50クレジット。1回の作曲で10クレジット使って、そのたびに2曲返ってくるので、1日あたり5回・10曲くらいが目安です。日付が変わるとまた50に戻ります。
これ、けっこう遊べる量なんですよ。5回も回せば、自分のお店に合う雰囲気がどのあたりなのか、なんとなくつかめてきます。
ただ、無料で作った曲にはひとつだけ大きな決まりがあります。知らないまま進むと、気に入った曲をまるごと作り直すはめになる決まりです。
3分の中身。実際にやることは4ステップだけ

さっきの「3分」が具体的になにをしていたのか、順番に書きます。
① suno.com を開いて、左上の「Create」を押す
作曲の画面が開きます。
② 「Simple(シンプル)」モードのまま、ほしい曲を文章で書く
たとえば、こんな感じです。
沖縄の小さなパン屋さんのテーマソング。朝の焼きたてパンの香りが漂ってくるような、あたたかい雰囲気。明るいアコースティックポップ、女性ボーカル、日本語、テンポはゆっくりめ。
③ 「Create」ボタンを押して、40秒〜1分半ほど待つ
その間にコーヒーが淹れられます。
④ 曲が2つ並ぶので、聴いて選ぶ
同じ指示から違う解釈の曲が2つ出てくるので、好きなほうを残します。気に入らなければ、また押せばいい。
以上です。ボタンを押す回数だけで言えば、3回。むずかしいのは操作ではなくて、②でなにを書くかのほうなんです。

1曲目がイマイチだった理由と、書き方の4つのコツ

冒頭のオーナーさんの1曲目が使えなかったのは、僕が横で「明るくて元気な感じの曲」としか書かなかったからでした。
これだと、AIは世界中の「明るくて元気な曲」の真ん中あたりを出してきます。つまり、どこかで聴いたことのある、無難な曲。悪くはないけど、うちのお店の曲ではない。
じゃあ、なにを足せばよかったのか。4つあります。
コツ①:5つの情報を必ず入れる
ジャンル/使う楽器/歌う人の声(男性・女性)/テンポ/日本語。この5つを書くかどうかで、出てくる曲がまったく変わります。特に「日本語」は毎回書いてください。書かないと英語で歌い出したりします。
コツ②:気持ちではなく、情景を書く
「元気な曲」より、「朝いちばんにシャッターを開けて、店の前を掃く」。 「落ち着いた曲」より、「夕方、常連さんがひとりでカウンターに座っている」。
AIは気持ちの言葉より、場面の言葉に強く反応します。目に見える景色を書くと、急に「らしさ」が出てくるんです。

コツ③:歌詞は自分で書いてしまう
画面上部の「Custom(カスタム)」に切り替えると、歌詞を自分で入力できます。お店の名前、住所、メニュー、屋号の由来。ここに入れた言葉は、そのまま歌ってもらえます。
歌詞づくりが苦手なら、ChatGPTなどに「うちのお店はこういう店です。8行くらいの歌詞にしてください」と頼んで、それを貼り付けるのでも十分です。
コツ④:1回で決めない
これがいちばん大事かもしれません。5回まわして、1曲残ればいいほうくらいの気持ちでいてください。無料プランの1日5回は、ちょうどその「まわす」ための回数だったりします。
もじゃ:「ぼくの入場テーマも作ってもらったにゃ。3回目でようやく納得のやつが出たにゃ」
くるる:「くるるは12回よ。ピンクリボンが揺れる感じ、なかなか伝わらなくて…」
曲が1つあるだけで、使いどころはこんなにあります

「テーマソングなんて、うちみたいな小さい店には大げさじゃない?」
そう思われるかもしれません。でも、1曲持っているだけで、意外と出番が多いんです。
- Instagramのリール/TikTokのBGM … 毎回同じ曲を使えば、それだけで「あのお店の動画だ」とわかるようになります
- 店内BGM … 有線やサブスクの月額を払わずに、自分のお店だけの音が流せます
- 電話の保留音 … 待たされる時間の印象が、けっこう変わります
- YouTube動画のオープニング … 著作権の申し立てにヒヤッとすることがなくなります
- イベント・催事のブース … 音が鳴っているブースは、遠くからでも目が向きます
- 開店・閉店のアナウンス音 … 15秒の短い曲を別に作っておくと便利です
うれしいのは、動画に音が付くだけで最後まで観てもらえる確率が上がること。無音のリールって、指がすっと通り過ぎちゃうんですよね。
ちなみに、これを音楽制作会社に外注すると、1曲あたり5万円〜30万円が相場です。うちも過去に見積もりを取ったことがあります。その金額が、月額1,500円ほどの範囲に入ってきた。ここ2年で起きたのは、そういう変化でした。
お金の話と、2026年9月3日からのルール変更

「タダで作れるなら、そのままお店で流せばいいのでは?」と思いますよね。ここだけは、そうもいかないんです。
料金プラン
プラン | 月額(目安) | 作れる量 | 商用利用 |
|---|---|---|---|
Free(無料) | 0円 | 1日50クレジット(約10曲) | 不可 |
Pro | 約1,500円(年払いで約1,200円) | 月2,500クレジット(約500曲) | 可 |
Premier | 約4,500円(年払いで約3,600円) | 月10,000クレジット(約2,000曲) | 可 |
※支払いはドル建て(Pro:月10ドル/年払い8ドル、Premier:月30ドル/年払い24ドル)です。為替で日本円の金額は上下します。
無料で作った曲は、お店で使えません
ここが落とし穴です。商用利用(つまり、お仕事で使うこと)ができるのは、有料プランで作った曲だけ。
しかも、「無料のときに作った気に入った曲を、あとからProに入ってダウンロードし直す」という手も通用しません。作った時点のプランで決まるので、無料で作った曲は無料で作った曲のまま、ずっと個人で楽しむ用です。
なので、遊びで試すのは無料で。「これをお店で使う」と決めた曲は、Proに入ってから作り直す。この順番を覚えておいてください。
ダウンロードの回数に上限ができます
もうひとつ、新しい話です。2026年9月3日から、曲をダウンロードできる回数に上限が付きます。
プラン | 新しい上限 |
|---|---|
Free | 生涯7回まで |
Pro | 月20回まで |
Premier | 月60回まで |
作れる曲の数ではなく、手元に落とせる曲の数の話です。しかも過去に作った曲にもさかのぼって適用されます。
月20回。これ、お店で使う分にはまず足りる数です。毎月20曲もダウンロードする個人事業主さんは、そういません。ただ、「気に入ったのを片っ端から落としておこう」という使い方はできなくなった、ということですね。
じゃあ、もう外注はいらないの?
正直に言えば、BGMをそろえるだけなら、もう外注しなくていい場面はけっこう増えました。うちも自分のところの動画は、Sunoで作った曲を使っています。
ただ、やってみるとわかるんですが、Sunoが返してくれるのは「音の素材」なんですよね。
その曲を、どの動画の、どの秒数から鳴らすのか。ロゴが出るタイミングと合っているか。チラシの色味と、曲の温度感がちぐはぐになっていないか。お店の見た目と音を、同じ方向にそろえる作業は、まだ人の判断が要る部分です。
看板がやさしい手描き文字なのに、テーマソングがゴリゴリのロックだったら、お客さんは戸惑います。逆に言えば、そこさえ合っていれば、月1,500円のAIが作った曲でも、じゅうぶんお店の顔になる。
道具が安くなったぶん、なにを選ぶかが仕事になった。そんな感じがしています。
まとめ|まずは無料で5回、まわしてみてください

冒頭のオーナーさんは、あのあとProに入って、お店のテーマソングを作りました。今はリールの最後に、必ずその曲のサビが流れます。
やることは、たった3つです。
- Sunoの招待リンク を開いて、Googleアカウントで登録する(下の特典もどうぞ)
- ジャンル・楽器・声・テンポ・日本語の5つを書いて、Createを押す
- 5回まわして、いちばん近いものを残す
無料の1日5回は、そのためにあると思ってください。お金をかけるかどうかは、「これ、うちの曲だ」と思える1曲に出会ってからで遅くありません。
3分あれば試せます。今日のお店の閉店後にでも、どうぞ🐾
【限定特典】Suno(スノ)を無料で試してみる
下記の招待リンクからSunoに登録し、楽曲を10曲生成すると、無料クレジット(250クレジット分=約50曲生成可能)が双方にプレゼントされます。
通常の無料枠に加えてお得に始められますので、これからAI楽曲制作を試してみたい方はぜひご活用ください!
https://suno.com/invite/@dezaneko
(※紹介上限に達した場合は付与されない場合があります)
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「AIで曲は作れたけど、動画への乗せ方がわからない」という一言から、お気軽にどうぞ🐾
この記事はデザネコ(https://d-neko.com/)が執筆しました。沖縄を拠点に、開業1〜3年目の個人事業主・中小企業オーナーのデザイン・販促・集客をサポートしています。